Q. ニューエクスプレストルコ語を読むと、日本語の「する」に相当する動詞が2つあります。一つはyapmakで、もう一つはetmekです。両者にはどのような違いがあるのでしょうか。

A. トルコ語の方言を除くと次のような違いが見られます。
yapmakは「~をする、~をやる、~を行う」の意味の他動詞で、単独で述語を作ることができます。
 Spor yap. スポーツをしなさい。 スポーツをやりなさい。
 Toplantı yaptık. 会議をした。 会議を行った。


一方、etmekは、単独で述語を作ることができません。そのため「not etmek メモする」や「davet etmek 招待する」のように特定の名詞と組み合わさって述語を作ることになります。etmekには実質的な意味がなく、動詞としての性質しかありません。名詞の後につくとその名詞を動詞に変え、複合動詞を作る働きがあります。
 Bunu not et. これをメモしなさい。
 Beş kişi davet ettik. 5人招待した。

参考
 ニューエクスプレストルコ語 P.47, P.53, P.57, p.77

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