Q. トルコ語では動作の対象を表わすのに、名詞にヲ格(対格)語尾をつける場合とそうでない場合があるようですが、どんな時にヲ格語尾をつけたり、つけなかったりするのでしょうか。

A. トルコ語で動作の対象の表わし方は2通り、一つはヲ格語尾をつける方法、もう一つはヲ格語尾をつけない方法です。
名詞にヲ格語尾をつけなければいけないのは、
 動作の対象が特定な人やものを指す場合
 たとえば、
  1.動作の対象が固有名詞(人名や地名)のとき
  2.動作の対象が指示詞のとき
  3.動作の対象が〈指示詞+名詞〉のとき
  4.動作の対象が〈AのB〉のとき
  5.動作の対象が人称代名詞のとき
  6.動作の対象が〈名詞+人称語尾〉のとき
 このほか
 動作の対象を表わす語(直接目的語)が動詞の直前におかれない場合

名詞にヲ格語尾をつけてはいけないのは、
 動作の対象を表わす語(直接目的語)が動詞の直前におかれ、特定な人やものを指していない場合

参考 ニューエクスプレストルコ語
  ヲ格の説明と例文はp.79をお読みください。
  ヲ格の練習はP.84「練習問題6」4をお読みください。